S-VYASA大学DDEコース

BSP103 ヴェーダのチャンティングとバクティーの歌

五十嵐健 

本講座ではマントラやシュローカとバクティの歌を学びます。実際にチャンティングをしたり、歌ったりしながら学んでいきます。 ヴェーダのチャンティングとしては、シャンティ・マントラを学びます。祈りの詩句といわれるマントラの中でも、神々からの祝福を求め、心の平安を祈るシャンティ・マントラを複数のウパニシャッド聖典から選びました。加えて、神々や古の聖者をたたえるマントラや讃歌も学んでいきます。 現代社会では知性を司る左脳のはたらきが求められ、それに伴い左脳に対する教育も発展しています。一方、感性や感情を司る右脳に対する教育はないがしろにされていないでしょうか。私たちの 心の安定さが失われ、人生の質が下がっているのはこの左脳と右脳教育のアンバランスが原因と言えるかもしれません。だからこそ、このような時代には、右脳を活用させる必要があります。神への献 身のヨーガとも呼ばれるバクティ・ヨーガでは、神に祈ることの重要性が説かれています。左脳的な はたらきである思考や論理を手放し、一心にマントラやシュローカを唱えたり、讃歌を歌ったりすることで、右脳は活性化し、感情が清められ、さらには神の至福を感じられるまでになります。神への信 愛の気持ちは私たちの霊性の次元をも成長させてくれるのです。本講座ではこのようなバクティ・ヨ ーガの視点をふまえて、マントラやシュローカ、讃歌を学び、練習していきます。

BST203 ハタ・ヨーガ

五十嵐健 毛塚由希子 

本講座では、文献と実習の両側面からハタ・ヨーガを学びます。 ハタ・ヨーガの文献は、身体次元・心理次元・霊性の次元において成長したいと願う者に、光を灯し てくれるものです。パタンジャリーの『ヨーガ・スートラ』とは違い、アーサナ、プラーナーヤーマ、クリ ヤーなどを用いた身体の浄化を重要視し、そのうえで心理次元にアプローチしていくのがハタ・ヨ ーガだと言われます。 本講座ではハタ・ヨーガの基本的な文献と言われる『ハタ・ヨーガ・プラディーピカー』をメイン教材 として、『ゲーランダ・サムヒター』などの他のハタ・ヨーガの文献にも言及していきます。第1ブロッ クではハタ・ヨーガの意味や定義、目的などを考察し、またその哲学や歴史などにも目を向けていき ます。第2ブロックではハタ・ヨーガの文献に記載のあるアーサナ、バンダ、ムドラーなどを解説しま す。第3ブロックでは、浄化法(クリヤー)と呼吸法(プラーナーヤーマ)を解説します。第4ブロック では、プラティヤーハラ(制感)と瞑想法にアプローチします。 実技の詳細について実習を学ぶのは他の講座に譲り、サンスクリット原典を通して文献的な観点か ら詳しく学びます。座学的な知識をしっかりと持ち合わせた上で実技を行うことで、ヨーガをより深く理解できるようになります。また本講座で学んだ知識は、指導の際にも活かされることでしょう。

BSP201 アドバンス・ヨーガ・アーサナとクリヤー

五十嵐健 毛塚由希子 

本講座では高度なアーサナと浄化法(クリヤー)を実習を通して学んでいきます。 ハタ・ヨーガに関してはコース内でいくつかを学びますが、本講座はより実技練習に重点を置いてい きます。 アーサナに対しては、立位・座位・仰臥位・伏臥位のポーズを、アーサナのそれぞれの名前の意味と、 ポーズをとる際のステップ、そのアーサナを実習する利点と禁忌事項を学んでいきます。指導者を目 指す方は、禁忌事項をしっかりと頭にいれなくて、大きな事故につながります。禁忌事項と利点を抑 えたうえで、よりよい指導者を目指しましょう。 浄化法は、シャット・クリヤー(6つの浄化法)に加えて、ウディヤーナ・バンダとアグニサーラを学び ます。シャット・クリヤ―とは、1.ネーティ(鼻の浄化法)、2.ドーティ(消化器官の浄化法)、3.ナウ リー(腹部のマッサージ)、4.バスティ(腸洗浄)、5.カパラバティ前頭葉の浄化法、6.トラータカ( 目を使ったエクササイズ・集中法)です。これらの方法や効果について学んでいきます。それぞれの浄 化法にもいくつかの種類があり、実習が困難なものもありますが、ヨーガの伝統としてこれらの浄化 法が受け継がれてきたことを学ぶだけでも価値があります。 ハタ・ヨーガに関わる他教科の座学的側面と、本講座で学ぶアーサナ、クリヤーの実習的な面が身 につくことで、ハタ・ヨーガについて理解が一層深まります。

BST205 古典ヨーガ・アーサナ

五十嵐健 毛塚由希子 

ハタ・ヨーガの古典テキストに記載されているアーサナについて学びます。扱う文献は『ハタ・ヨー ガ・プラディーピカー』、『ゲーランダ・サンヒター』と、その他の古典的ハタ・ヨーガ文献です。サンス クリット原典を通しての文献的理解に加えて、それぞれのポーズを実習した際のセラピー的な効果、 心理的な効果、霊性における効果などについて学びます。また実習を通して、ポーズを行う際のステップも学びます。このように複数の視点で古典的なアーサナについて学ぶことで、アーサナについて 多角的な理解を目指します。 実際に学ぶアーサナとしては、スワスティカ・アーサナ、ゴームッカ・アーサナ、ヴィーラアーサナ、ク ールマ・アーサナ、マユラ・アーサナなどです。またパドマ・アーサナなどの瞑想の際の座法なども学 びます。30種以上のアーサナを学び、中にはポーズをとるのが難しいものもありますが、継続的な実 習を通して、困難なポーズにも挑戦していきましょう。 ハタ・ヨーガはアーサナを通してのクンダリーニの覚醒を目指すものですが、クンダリーニやチャクラに関して理論的な側面も学びます。 以上のように、本講座では理論と実習をバランスよく学びますが、他のハタ・ヨーガに関わる実習 の講座、理論の講座と合わせて、相乗的に学びを深めていきましょう。この講座で学ぶアーサナの知識は、指導する際に大変役立ちます。